助成・顕彰実績





【平成16年度】  
調査・研究開発助成
課題名 高性能視線誘導標識の事業化のための再帰反射レンズ゙体]U型の量産化技術の開発
申請者 株式会社ティー・オーカンパニー 筒井修
研究開発の経過・結果

@ 従来技術の2〜3倍の性能を持つ、2.5oの薄型レンズ体の開発に成功。特許取得。
A 薄型度面表示マーカの商品化に成功。2006年4月より販売開始。

今後の計画 研究開発については2005年9月に終了すると同時に、「かわさき起業家オーディション」にて川崎市長賞を受賞。川崎市制度融資にて融資を受けることが決定し、今後この開発した技術を世界に広げていく予定。

課題名 ネットワーク適合型分散モータドライバの開発
申請者 株式会社バンテック 田村明義
研究開発の経過・結果 @ 本コアボードのフレキシブル化の設計
A ドライバーボードの設計と製作
B モータードライバ、テストセットの設計、製作
C 同上用内部ソフトウェアプログラムの製作
D 組立・調整・試験及び試験結果の整理と報告書作成
今後の計画 開発作業は順調に進み、予定の期日内に終了した。

課題名 蓄熱燃焼技術を用いた飛灰中ダイオキシンの省エネ型回分式分解装置の試設計
申請者 エネルギー環境設計株式会社 加治均
研究開発の経過・結果 中小型焼却炉に最適な処理規模、装置コストの削減、低ランニングコスト、優れた性能と安全性をコンセプトとし、試設計を行った。
今後の計画 今回の結果を元に、試作機、実設計・製作をするべく、ダイオキシン分解薬剤メーカーと調整を進める予定。

課題名 ポーラス二色金属粉末射出成形による人工歯根の創製
申請者 太盛工業株式会社 石田眞司
研究開発の経過・結果 ポーラス二色金属粉末射出成形法でTi多孔質材の製作、Ti複合材料の試作を行い、骨芽細胞適合性の評価、強度試験を実施した。
今後の計画 更に生物学的評価を推し進め、歯科生体材料として最適な構造の設計を行い、臨床仕様の傾斜型多孔質Ti人工歯根の製造技術を確立する。

課題名 使用済みのダンボールを再利用して作る梱包用緩衝材の新しい商品化技術の開発
申請者 株式会社イー・アンド・イー 古川雅章
研究開発の経過・結果 生産性2倍以上、30%以上の製造コストダウンのための最重要部材である「加工ロール」試作を行い、性能を確認した。
今後の計画 大型加工ロールの試作、新開発熱プレスの試作開発、材料供給装置他付帯設備の試作開発、商品試作と開発を続けていく予定。

 


国際交流助成
目的 第9回磁気軸受国際会議および第7回運動と振動の制御国際会議への参加と制御工学に関する調査研究
申請者 長岡技術科学大学機械系 滑川徹
期間 平成16年8月2日〜8月15日
場所 アメリカ合衆国(ケンタッキー州・ミズーリ州・カリフォルニア州)
概要 第9回磁気軸受国際会議および第7回運動と振動の制御国際会議へ出席し、会議運営、座長、「磁気軸受のロバスト制御」に関する研究発表および資料収集を行った。また、会議後カリフォルニア大学に於いて、制御工学に関する研究討議および資料収集を行った。

目的 国際会議での講演発表と計算状態図に関する意見交換と情報収集
申請者 福岡県工業技術センター機械電子研究所 徳永辰也
期間 平成16年5月28日〜5月31日
場所 ポーランド(クラクフ)
概要 ニッケル系ろう材合金設計のための熱力学データベースの構築の一環として行ったFe‐Si-B 3元系の相平衡およびアモルファス形成能に関する研究成果を国際会議CALPHAD(第33回)にて講演発表を行った。また、計算機支援による材料設計・開発に関する意見交換及び情報収集を行った。

目的 Eighteenth Symposium of the Protein Society において狂牛病・スクレイピーなどの原因とされる正常プリオタンパク質の異常化に関して発表/議論
申請者 産業技術総合研究所生命情報科学研究センター 関嶋政和
期間 平成16年8月15日〜8月18日
場所 アメリカ合衆国(サンディエゴ)
概要 第18回Protein Societyにおいて、ブリオンタンパク質の野生型とPro102Leu変異型に関してシュミレーションを行うことで、ProのLeuへの置換が相互作用に及ぼす変化とその結果として異常化する過程について発表した。タンパク質科学に関する最新のトピックを学習し、多くの研究者との面識を持つ機会を得ることができた。